イオン交換クロマトグラフィーについて
サンプルを注入した後、分析対象のイオンは、まずイオン交換樹脂上で解離性イオンと交換されます(分析カラム上に保持されます)。 NaOH 溶液を溶離液として試料中の F-、Cl-、SO42- を分析する場合、分析カラムに保持されているイオンが溶離液中で OH- に置き換わり、樹脂との親和性の弱いイオンが先に溶出されます。
カラムの材質はSUSとPEEKどちらが良い?
イオンクロマトグラフで使用される液体のほとんどが水溶液なので,取り付けたり外したりする頻度が高いカラムには取り扱いが楽なPEEK 樹脂製がおすすめです。
ちなみに、PEEK樹脂は金属に吸着する化合物(ATP,ADP等)に対し不活性なので、成分の不溶出、測定ピークのテーリング等の不具合を改善してくれます。
もしあなたがコスト重視なら、ステンレス(SUS)製カラムがいいでしょう。
「イオンを分析する」ので配管に金属を使うことを敬遠される方もいますが、カラムに使用するステンレスは耐食性に優れたものなので,イオンクロマトグラフの測定に使用しても問題はありません。
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